今回は当院では【首の前の痛み】をどう考えているか。そしてどのように施術するかをご紹介させて頂きます。
詳しくは動画かサマリーをご覧ください!
サマリー
首の前が痛い場合、その多くは【胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)】と呼ばれる首の横から前にかけて回り込んでいる筋肉や【斜角筋(しゃかくきん)】【広頚筋(こうけいきん)】【顎二腹筋(がくにふくきん)】などの筋肉が原因です。
つい”うつむき姿勢”になってしまうスマホが日常生活の中で多用される現代人にとって首の前のコリや痛みというのはよくあるお悩みなのではないでしょうか?
また、筋膜整体の理論では首の前面の痛みはお腹や内ももからも来ていると言われています。「え!?なんで!!??」と思われる方も多いのではと思いますが、実はこれ・・・本当のことなのです。
うつむき姿勢というのは全身で観察してみると背中側は猫背になり、お腹側は縮こまっています。ひらがなでいう【く】の字型にまがっているのですね。
即ち、お腹側(あるいは身体の前面)の筋肉の癒着を起こしやすい状況になるといえるのです。筋膜はお互いにつながりを持っており、例えば顎(あご)の筋膜は膝の内側らへんまでつながっていると言われています。
例えば新幹線でいうと品川駅のダイヤが狂うと東京駅のダイヤも狂うように、同じ筋膜のレール上に発生したトラブルはそのレール上の他の部位にも影響を及ぼすのです。
よって、本当に首の前面の痛みやコリを丁寧にとっていくのであれば、同じ筋膜のレール上にあるお腹や内ももも施術しなければならない!というわけです。
加えて前傾姿勢(猫背)の人は【歯ぎしり】や【噛みしめ】をしているケースがよくありますので、顎関節(がくかんせつ)に関係する筋肉へのアプローチも欠かすことはできません。
詳しいメカニズムについてご興味がある方はぜひご来院の際にご質問くださいね!