今回は【腰を反らすと痛いのはなぜか?】についてご紹介させて頂きます!
詳しくは動画かサマリーをご覧ください↓
サマリー
●腰を反らした時に痛いのは関節自体の問題の他に身体の前面の筋膜の癒着が原因として考えられる。
●身体の前面の筋膜の癒着が起こっていると腰を反らした際に後ろに倒れすぎてしまい腰が不安定になる。
●腰部の背屈(後ろへ倒れた)方向への不安定性は腰部の関節や筋肉の痛みの原因になる。
●背屈の際の原因になる部位は鼡径靭帯(そけいじんたい)や腹直筋(いわゆる腹筋)であるケースが多い。
●腹筋や鼡径靭帯に施術することで腰の背屈時痛が瞬時に緩解することも多い。
腰を反らすと痛いのはなぜだろう?
腰を反らした時に痛いケースは筋膜整体の理論においては【フロントライン】と称される身体の前面に存在する筋膜の癒着が問題になっているケースがほとんどです。
当院の事例として多いのが腹直筋や鼡径靭帯(そけいじんたい/そけい部=脚の付け根あたりに張っている靭帯)の癒着が問題になっているケースです。
上述の部位に施術すると腰を反らした時の痛みは即時に緩解することが多いです。
フロントラインの問題とは何だろう?
【フロントライン=身体の前面に存在する筋膜のライン】と称して概ね間違えではないのですが、腰の背屈(=体幹の問題)は【直筋群(ちょっきんぐん)】(下図↓)と呼ばれる身体の前面にある筋肉群が問題になるケースが多いです。
腰を反らすときに痛いのは、この直筋群によってきちんとブレーキがかかっていないために、背屈したときに体幹のバランスが崩れ、腰部に痛みが出てしまうのです。ようは腰が倒れすぎてしまうといったところでしょうか。
余談ですが、ヨガなどで腰を反らすポーズをとる前に鼡径靭帯の癒着をとると腰が反らしやすくなったという事例もあります。