肩の痛み/肩こり ~肩甲骨との関係編~
回は当院では【肩の痛み/肩こり】をどう考えているか。そしてどのように施術するかについて【肩甲骨(けんこうこつ)】との関連性からご紹介させて頂きます。

 

詳しくは動画かサマリーをご覧ください!

マリー

肩こりや首こりとほぼワンセットで発生するのが【背中のこり/張り】【肩甲骨周りのこり/痛み】ではないでしょうか?実は背中のこりと肩こりは密接な関係があるのです。

 

わかりやすいところから説明すると肩~背中を覆っている筋肉のひとつに【僧帽筋(そうぼうきん)】という筋肉があります。この僧帽筋は上・中・下と繊維がわかれており、特に上部繊維のこりが肩の痛みや肩こり、中部繊維と下部繊維のコリが背中の痛みやコリとして感じられるのです。

 

次に肩こりの筋肉として痛みやこりを発するのが【棘上筋(きょくじょうきん)】という筋肉です。棘上筋は肩甲骨に付着している筋肉で、腕(肩関節)の運動に関与しています。
この肩甲骨は非常に特殊な骨でして、鎖骨とだけしか骨格とつながっておらず、そのほとんどが筋肉によって体幹に固定されています。そのおかげでスライドするように動くことができるため肩の関節は広く・柔軟な動きが出来るのですね。
かたや、肩甲骨は筋肉的なトラブルが原因で動きが制限されてくると痛みの原因となりやすい部位なのです。
例えば肩甲骨~肋骨に付着している【前鋸筋(ぜんきょきん)】という筋肉や肩甲骨と唯一つながりを持つ鎖骨に付着している【大胸筋(だいきょうきん)】などの筋肉によって前方に引っ張られ、肩や背中あたりの痛みの原因となることがあります。

また、鎖骨の裏にくっついている【斜角筋(しゃかくきん)】という筋肉にストレスがかかってくるとやはり肩や背中に痛み(放散痛)を発することもあり、あたかも無関係な感じがする胸や肋骨周りの筋肉が原因で肩こりや背中の痛みが発生することがあるのです。

 

 

即ち、肩こりの施術には肩甲骨の動きに関与している筋肉の施術も重要なのですね。
他にも肩こりの施術には色々な原因とアプローチがありますので、また改めてご紹介させて頂こうと思います。

 

肩こりはただ揉めばいいってわけじゃないっ!!!

 

それではまた次回!