‪背中のコリ・痛みを肋骨からとる方法‬

肩のコリ・痛み

以前のブログ記事【背中のこり・張り・痛み ~肋骨と横隔膜との関係編~】で背中のコリと肋骨の間には関係があることをご紹介させて頂きましたが、今回は肋椎関節(ろくついかんせつ)と背中のコリ・痛みの関係についてご紹介したいと思います。

 

●肋椎関節とは何だろう?

肋椎関節とは肋骨と椎骨(背骨の節の一個一個の単位のこと)の間にある関節のことで、位置的には背中の中心(背骨が出っ張っているところ)のやや横あたりにあります。

 

 

この肋椎関節はその名の通り、肋骨(あばら骨)と椎骨との間に関節を作っており、可動性があります。

 

肋骨は何となく「背骨から生えている」ようなイメージがありますが、実際には背骨と関節を作っている別個の骨なのです。

 

●肋椎関節が原因で起こる背中のコリや痛みとは?

人体の構造上【節がある部分(=曲がったり動いたりする稼働部位)】に痛みや不調が出やすい傾向があります。そういう意味では腰・背中・首というのは一続きの節を持った構造物であり、痛みが出やすい部位であると言えるでしょう。

 

 

肋椎関節の動きに問題が出てくると背中が痛くなったり、腕が上がりづらくなるなど肩や肩甲骨の不調が出てきます。

 

肩(上腕骨)と関節を作っているのは肩甲骨ですが、肩甲骨は鎖骨とでしか身体と関節を作っておらず、あとはすべて筋肉による固定で位置や運動をキープしています。

 

この肩甲骨はご存知のとおり背中(あるいは肋骨)の上をスライドするように運動を起こしているため、肋椎関節の異常がある場合、肩関節の可動域の低下などの肩・腕の症状を伴った不調の原因になります。

●肋椎関節の不調にはどうやって施術するのか?

肋椎関節が締まっていると関節のアライメントの適合性が高まるために安定性は良くなりますが、可動域は低下します(※肋骨が締まった状態を【肋骨内旋位/肋椎関節はゆるむ】、開いた状態を【肋骨外旋位/肋椎関節はしまる】という)

 

関節可動域が低下すると痛みやコリの原因になってくるため、施術においては肋椎関節の締まりを弛めてあげることで動きをつけていきます(動かしやすくする)。

 

方法としては直接的に肋椎関節の位置を調整する方法と、間接的に肋椎関節の隙間が離れるような2種のアプローチを行います。特に後者は【急速リリース】と呼ばれるテクニックで、カイロプラクティックのようなアジャストメント(ボキボキ)を行うことなく、筋膜や結合組織を経由して肋椎関節の可動域を高める方法です。

 

また、先日にご紹介させて頂いた皮膚へのアプローチも背中痛には有効です。

 

背中の痛みがあるけど筋肉や関節への施術でイマイチ良くならない方はぜひお試しくださいね。

 

皮膚へのアプローチに関する過去記事

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